CentOS7_64bitに検証用に評価版JP1/AJSをインストールするときのメモ
必要なライブラリ
JP1/Baseのインストールに
glibc.i686
libstdc++.i686
が必要です。それぞれ64bit版の「i686無し」のやつがすでに入っている場合がありますが、
i686版が別途必要です。
インターネットにつながっているなら
yum install glibc.i686 yum install libstdc++.i686
でインストールする。それぞれの**-develも入れといた方がいいかも。
ネットで調べると
JP1/Managerのインストールも含めると
以下のようなパッケージが必要なようです。
glibc.i686 glibc-devel glibc-devel.i686 libstdc++.i686 ncompress ncurses psmisc
ということで(笑)以下で一気に。解凍用のunzipもついでにインストール。
yum install glibc.i686 glibc-devel glibc-devel.i686 libstdc++.i686 ncompress ncurses psmisc unzip
JP1のインストール
まず一番最初にLANGの設定を確認これがenになっていると、
おそらくインストール後に日本語でジョブ作れないっぽい。
env|grep LANG LANG=ja_JP.UTF-8
であればよいですが、もし
LANG=en_US.UTF-8
とかだったらインストーラーを起動する前に一時的に変えましょう。
export LANG=ja_JP.UTF-8
Hyper-VとかでOS作って横着してHype-vマネージャーのコンソールで作業していると
en_US.UTF-8だったりします。Teratermで入ったらちゃんとja_JP.UTF-8なんですが。
LANGの確認が終わったら、以下へ。
scp等で
CentOSに入手済みの評価版「JP1AJS_1250L.zip」をアップロード
ZIPを解凍してISOをmount。
unzip JP1AJS_1250L.zip mkdir /mnt/cdrom mount -r -o mode=0544 /home/hoge/JP1AJS_1250L_P1.iso /mnt/cdrom cd /mnt/cdrom/linux
インストーラを起動
/setup /mnt/cdrom/
メニューに従ってBaseとManagerをインストール
I) Install Software.
↓
Spaceで製品を選択して、I(install)、使用許諾は適時y回答。
Hitachi PP Installer 05-31-/C L) List Installed Software. I) Install Software. D) Delete Software. Q) Quit. Select Procedure ===> I) Install Software. PP-No. VR PP-NAME <@>001 P-812C-6LCL 1250 (T) JP1/Base 002 P-CC8112-4KCL 1250 (T) JP1/AJS3 - Manager 003 P-CC8112-3NCL 1250 (T) JP1/AJS3 - Print Option Manager 004 P-8112-33CL 1250 (T) JP1/AJS3 - Agent 005 P-8112-38CL 1250 (T) JP1/AJS3 - Agent Minimal Edition
JP1/Managerが入っていれば、JP1/AgentをインストールせずともAJS/Viewから接続して操作できます。
というか、Agentもインストールしようとしたらエラーになった。
起動確認
インストールしたら用意されている起動/停止スクリプトをリネームコピーして起動、起動しているかを確認。
cd /etc/opt/jp1base/ cp -p jbs_start.model jbs_start cp -p jbs_stop.model jbs_stop /etc/opt/jp1base/jbs_start /opt/jp1base/bin/jbs_spmd_status AVB3690-I JP1_BASE の状態通知処理を開始します 稼働中のプロセスを表示します プロセス名称 プロセスID jbscomd 5422 jbsroute 5423 jcocmd 5424 jbssessionmgr 5425 jbsplugin 5426 jbshcd 5427 jbshchostd 5428 jbssrvmgr 5459 jbslcact 5460 KAVB3691-I プロセスは全て起動しています
cd /etc/opt/jp1ajs2 cp -p jajs_start jajs_start_org vi jajs_start
: # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd >/dev/null 2>/dev/null ↓修正 /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd >/dev/null 2>/dev/null
/etc/opt/jp1ajs2/jajs_start /opt/jp1ajs2/bin/jajs_status KAVS0829-I JP1/AJS稼働情報の出力を開始します <論理ホスト基本情報> 論理ホスト JP1_DEFAULT 状態 運用中 開始時刻 2021/12/16 14:07 DB構成 標準構成 使用中のスケジューラーログファイル名 /var/opt/jp1ajs2/log/ajs-host-log1.log 交代用のスケジューラーログファイル名 /var/opt/jp1ajs2/log/ajs-host-log2.log <論理ホストサービス情報> DBサービス数 1 DBサービス _JF0 状態 運用中 開始時刻 2021/12/16 14:07 再起動回数 0 ホストサービス 状態 運用中 開始時刻 2021/12/16 14:07 再起動回数 0 エージェントサービス 状態 運用中 開始時刻 2021/12/16 14:07 再起動回数 0 スケジューラーサービス数 1 スケジューラーサービス AJSROOT1 状態 運用中 開始時刻 2021/12/16 14:07 再起動回数 0 組み込みDBセットアップ識別子 _JF0 KAVS0830-I JP1/AJS稼働情報の出力が終了しました
/opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status KNAD3690-I JP1/AJS3 の状態通知処理を開始します 稼働中のプロセスを表示します プロセス名称 プロセスID 属性 jajs_dbmd 5513 _JF0 ajsdbmgrd 5514 _JF0 jajs_hstd 5637 ajshlogd 5638 ajsinetd 5641 ajsnetwd 5642 ajsagtmd 5647 jpqman_hst 5648 jpomanager_hst 5649 ajscdinetd 5651 ajsgwmasterd 5639 jajs_agtd 5674 jpqmon 5675 jpoagent 5676 jajs_schd 5698 AJSROOT1 ajslogd 5704 AJSROOT1 jpqman 5705 AJSROOT1 jpomanager 5729 AJSROOT1 ajsmasterd 5731 AJSROOT1 KNAD3691-I プロセスは全て起動しています
本業務使用なら他にも設定は必要でしょうが、検証用途ならば取り合えずこれだけやれば、AJSViewからログインしてジョブ作って実行できました。