JP1/AJS ジョブ実行結果ログの場所
JP1ジョブの実行結果をViewの画面でポチポチみることなく、ログで見られないかなと思って調べていたのですが、
日立のWebマニュアル↓をもとに自分の環境でみたところ、
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3020/30203S0733/AJSJ0053.HTM
以下にありました。
それぞれ特にインストール先を変更せずにデフォルトでインストールしています。
Windowsの実行結果ログの場所
C:\ProgramData\Hitachi\jp1\jp1_default\JP1AJS2\log\schedule\AJSROOT1
配下のajs-log1.log
Linuxの実行結果ログの場所
/var/opt/jp1ajs2/log/schedule/AJSROOT1
配下のajs-log1.log
こんな感じで出力されています。
AJSROOT1:/テスト/ログファイル監視/ログファイル監視
のパラメータを変更して即時実行で実行登録して正常終了したログです。
I001 Jan 20 17:38:32 [5212] jp1admin - JP1_DEFAULT ;START CHANGE -F AJSROOT1 /テスト/ログファイル監視/ログファイル監視 C301 Jan 20 17:38:32 [5212] jp1admin 0 JP1_DEFAULT ;CHANGE -F AJSROOT1 /テスト/ログファイル監視/ログファイル監視 J003 Jan 20 17:38:34 [7064] KAVS0265-E AJSROOT1:/テスト/ログファイル監視/ログファイル監視:@A392 c 17 WIN-SV1 0 N003 Jan 20 17:38:34 [7064] KAVS0262-E AJSROOT1:/テスト/ログファイル監視:@A392 I001 Jan 20 17:39:20 [5212] jp1admin - JP1_DEFAULT ;START ENTRY -F AJSROOT1 -n /テスト/ログファイル監視 I002 Jan 20 17:39:20 [5212] jp1admin - JP1_DEFAULT ;REQUEST ENTRY -F AJSROOT1 -n /テスト/ログファイル監視 C101 Jan 20 17:39:20 [5212] jp1admin 0 JP1_DEFAULT ;ENTRY -F AJSROOT1 -n /テスト/ログファイル監視 N001 Jan 20 17:39:20 [7064] KAVS0260-I AJSROOT1:/テスト/ログファイル監視:@A393 J007 Jan 20 17:39:20 [7064] KAVS0242-I AJSROOT1:/テスト/ログファイル監視/ログファイル監視:@A393 J001 Jan 20 17:39:20 [7064] KAVS0263-I AJSROOT1:/テスト/ログファイル監視/ログファイル監視:@A393 WIN-SV1 0 J002 Jan 20 17:39:30 [7064] KAVS0264-I AJSROOT1:/テスト/ログファイル監視/ログファイル監視:@A393 WIN-SV1 0 0 J006 Jan 20 17:39:30 [7064] KAVS0278-I AJSROOT1:/テスト/ログファイル監視/PCジョブ:@A393 J001 Jan 20 17:39:30 [7064] KAVS0263-I AJSROOT1:/テスト/ログファイル監視/PCジョブ:@A393 WIN-SV1 1002 J002 Jan 20 17:39:31 [7064] KAVS0264-I AJSROOT1:/テスト/ログファイル監視/PCジョブ:@A393 WIN-SV1 0 1002 N002 Jan 20 17:39:31 [7064] KAVS0261-I AJSROOT1:/テスト/ログファイル監視:@A393
「終了遅延」「異常終了」「警告終了」を監視するためのキーワード
Zabbix等の監視ソフトでキーワード監視で引っ掛けるなら
「KAVS0275-I」・・・ジョブネットの開始遅延 「KAVS0276-I」・・・ジョブネットの終了遅延 「KAVS0262-E」・・・ジョブネットの異常終了 「KAVS0265-E」・・・ジョブの異常終了 「KAVS0268-W」・・・ジョブネットの警告終了 「KAVS0269-W」・・・ジョブネットの警告終了 「KAVT2031-E」・・・ファイル監視プロセスの異常(ファイルが2Gを超えているなど) 「KAVS0279-E」・・・繰り越し未実行 「KAVU4593-W」・・・実行可能なエージェントがない 「KAVS0241-I」・・・起動条件監視が終了 u:監視未起動終了 c:監視打ち切り終了 i:監視中断 n:監視正常終了
「KAVU4571-W」・・・ 実行エージェント上でJP1ユーザーと実行エージェントOSユーザとマッピングが正しく設定されていない
とかで引っ掛けられるかと。grepで「-E」とかを検索する場合は「-」をエスケープします。
grep "\-E" /var/opt/jp1ajs2/log/schedule/AJSROOT1/ajs-log1.log
ちなみに正常終了は 「KAVS0261-I」・・・ジョブネットの正常終了 「KAVS0264-I」・・・ジョブの正常終了
実行結果コードの詳細は上記日立のリンクを参照のこと
実行履歴をコマンドでエクスポート
実行履歴をコマンドでエクスポートしたい場合は以下のようなコマンドで取得できます。リダイレクトすれば任意の場所にファイルで作成されます。
ajsshow -F AJSROOT -f %s%t%e%t%J%t%C -b YYYY/MM/DD -e YYYY/MM/DD AJSROOT:/該当のジョブネット
-b 開始日付
-e 終了日付
%J ジョブネット名
%t タブ
%C 状態
%s 開始時間
%e 終了時間
実行例
ajsshow -F AJSROOT -f %s%t%e%t%J%t%C -b 2022/01/01 -e 2022/01/31 AJSROOT1:/テスト/utilist 2022/01/17 14:47:24 2022/01/17 14:47:24 /テスト/utilist 正常終了 ←リランを実施した場合は末尾に「-R」が付きます。
※-bや-eの日付に現在履歴がない日付を指定すると、「KAVS0780-E ・・・表示する情報がありません」というエラーになります。
※-b 日付のみを指定した場合はそれ以上のデータがあっても-b 日付から2日ほどの履歴のみ表示されます。
間にスペースがあるジョブネットの場合は(そういうものをそもの作らない方が無難ですが)以下のように\でエスケープします。
ajsshow -F AJSROOT -f %J&t%C%t%s5t%e -b 2022/01/01 -e 2022/01/31 AJSROOT1:/テスト/スペース付き\ ジョブネット