JP1/AJS 排他ジョブネットを使って任意の日の実行を止める

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※IT系の記事は当方環境での実施内容となるため実施する場合は自己責任でお願いいたします。

スケジュールされているジョブネットの任意の日の実行を中止する

「計画実行」で実行登録されたジョブネットのスケジュールは次回しか中止できません。

※ただし、すでに前の予定が実行中となっている場合は、次回を実行中止にできます。

「確定実行」であれば任意の日の中止、追加が可能です。

「計画実行」スケジュールされたジョブネットの次々回以降の任意の日の実行を止めるには「排他」を使う方法があります。

こんな感じで毎日スケジュールされているジョブネットの30日と31日の実行を止めたい時

以下のように【排他】サンプルジョブネットと【排他】サンプルカレンダーを作成して制御したいと思います。

排他用カレンダーの作成

まず【排他】サンプルカレンダーから
「【排他】サンプルカレンダー」の名前のジョブグループを作成してカレンダーを設定
曜日をすべて非稼働(赤)にして目的のジョブネットを動かしたくない日(今回は30日と31日)をダブルクリックして濃青にします。

排他用ジョブネットの作成

【排他】サンプルジョブネットについて
中にジョブはいらないです。ただ毎日繰り返し動くスケジュールを、時間は何でもいいので1つ入れておきます(これポイントです)

排他用ジョブネットに排他用カレンダーをセット

カレンダーに先に作成した「【排他】サンプルカレンダー」を入れます。

制御したいジョブネットのカレンダーに排他用ジョブネットをセット

排他用ジョブネットを制御したいジョブネットを同じ階層に配置します。(同じ階層でないとダメなようです。違うジョブグループはもちろん、同じ階層のジョブネット内のネストジョブネットでもダメみたいです。別な所に置けたとしても後々、分かりづらくなるだけですが。。。

あとは制御したいジョブネットのカレンダーの「排他スケジュール」に「【排他】サンプルジョブネット」をセットして(同じ階層なのでパスとかはいらない)設定完了

排他用ジョブネットはスケジュール実行登録をする必要はありません。排他用ジョブネットの稼働日定義がそのまま、制御したジョブネットに排他適用されます。

30,31日が実行予定から外れました。

24時間を超えた起動の場合はどの日を止める?

例えば毎日28:00起動でスケジュール設定がされているジョブネットがあったとして31日を止めたい場合

以下のような気がしますが、違っていたらすいません。設定後にマンスリースケジュールで意図した日の稼働が止まっているか確認してください。

24時間制⇒31日(止めたい日当日)をカレンダーで止める。

48時間制⇒前日30日のスケジュールをカレンダーで止める。

以上

JP1/AJS

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