JP1/AJS KAVT2031-E ファイルの操作中にエラーが発生しました。(監視対象ファイルが2G以上のため)

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※IT系の記事は当方環境での実施内容となるため実施する場合は自己責任でお願いいたします。

KAVT2031-Eの原因

KAVT2031-E : JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ1 (hitachi.co.jp)

上記サイトより

KAVT2031-E
An error occurred during the operation of a file. (保守情報)(保守情報)

ファイルの操作中にエラーが発生しました。 (保守情報)(保守情報)

ファイル監視プロセスが扱うファイルへの操作中にエラーが発生しました。

(S)
発生個所によっては該当するジョブが異常終了します。

(O)
次のことを確認してください。

システムのリソースが不足していないか。

起動したユーザーの権限環境が正しいか。

JP1/AJS3のインストール時に作成されたディレクトリを誤って削除していないか。

同時間帯にメッセージ「KAVT2034-W 状態引き継ぎ情報格納ファイルを開けません。状態引き継ぎは行われません。(ファイル名, 保守情報)」が出力されていないか。

出力されている場合は,メッセージKAVT2034-Wの対処方法に従ってください。

監視対象ファイルのファイルサイズが2ギガバイトを超えていないか。

2ギガバイト以上のファイルを監視する場合は,ラージファイル対応オプションで,ラージファイルの監視を行う指定をしてください。

2ギガバイト以上のファイルを監視する場合は,ラージファイル対応オプションの変更が必要(Manager側ではなく実際に監視が動くエージェントで変更する)

ラージオプションの設定

ラージファイルを監視するための設定 (hitachi.co.jp)

2.9.2 JP1/AJS3共通情報の環境設定パラメーターの詳細 : JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 (hitachi.co.jp)

ラージファイルを監視・判定するための環境設定パラメーター

定義キー 環境設定パラメーター 定義内容
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2COMMON] “LARGEFILEUSE"= ラージファイル対応の動作設定

実行例(Linux物理ホスト単体デフォルトインストール)

キーもダブルクォーテーションで囲むのが日立ページだと分かりずらいですが、囲まないと失敗してこんな感じのエラーが出たりします。

KAVS1113-E 指定した論理ホストは存在しません
停止
/etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop

停止を確認
/opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status

変更
/opt/jp1ajs2/bin/jajs_config -k "[JP1_DEFAULT\JP1AJS2COMMON]" "LARGEFILEUSE"="yes"

KAVS1100-I コマンド(jajs_config)が正常に終了しました

/opt/jp1base/bin/jbsgetcnf -h JP1_DEFAULT

の最後に以下が追加されます。
[JP1_DEFAULT\JP1AJS2COMMON\]
"LARGEFILEUSE"="yes"

起動して変更されたことを確認します。
/etc/opt/jp1ajs2/jajs_start
/opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status


参考

物理ホストではなく、論理ホスト名なら以下の様に「-h」付きで指定
/opt/jp1base/bin/jbsgetcnf -h JP1_DEFAULT

物理ホストなら
/opt/jp1base/bin/jbsgetcnf

論理ホストが無ければ「-h 物理ホスト名」でも -h無し
でも同様の結果が出力される

 

 

JP1/AJS

Posted by admin