JP1/AJS 判定ジョブ自体の結果はいつも「真」となる
以下のような構成を持つジョブネットがあり 0:00に開始するとします。
①判定ジョブユニット ⇔(条件接続) ②ファイル監視ユニット ・判定条件:ファイル ・監視対象ファイル名:FLG.txt ・条件:ファイルが存在する ・監視条件:削除 ・ファイル名:FLG.txt ・監視間隔:10秒とか適当 | | ↓ ③①の後続ジョブ
■0時にFLG.txtがあった場合
①判定ジョブの条件が満たされるので②ファイル監視ユニットが実行され、FLG.txtが削除された時点で③が実行される。①と条件接続されている②が終わった後に③が実行されるというのはミソです。
■0時にFLG.txtが無かった場合
①判定ジョブの条件は満たされないので、②ファイル監視ユニットは実行されずに、即時③が実行される。
以上のように監視しているファイルが無くてもジョブネットは異常になりません。
別ジョブでFLG.txtの作成、削除をスケジュールすることによって上記ジョブネットの実行中時間を制御して後続の開始時間もコントロールすることができます。
また、同時に動かしたくない複数のジョブネットでどれかが起動した時にFLG.txtを作成するようにして、終了後に消すようにしておき、それぞれのジョブネットの先頭に上記のような判定ジョブを配置することで、1つのジョブネットが終了するまでは他のジョブネットが起動しないような仕組みも作ることができます。