JP1/AJS 途中で異常終了になってしまったジョブネットが終了遅延監視の絶対時刻を迎えた場合

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※IT系の記事は当方環境での実施内容となるため実施する場合は自己責任でお願いいたします。

異常終了を見逃してジョブネットの遅延に気づけない

JP1/AJSで途中で異常終了になってしまったジョブネットが終了遅延監視の絶対時刻を迎えた場合は終了遅延を示す「KAVS0276-I」が出力されないため、異常終了のままだと遅延に気づくことができません(警告終了であればジョブネットは稼働し続けるので遅延となります)。そのジョブネットの中や直後に「開始遅延」設定したジョブネットをかませることで、気づくことができるかと思います。

対策の実験

22:23に開始するように設定したジョブネット(遅延監視なし)の中に22:25から始まり、22:27に開始遅延となるジョブネットを設定する。また、中の22:25から始まるジョブネットの前にあえて5分の実行制御をしかけて22:25には始まらないようにし、さらに直前で必ず異常終了になるようにする。

ジョブネット(22:23Start)
❘-空ジョブユニット(必ず正常)
❘-実行間隔制御(5分)
❘-空ジョブユニット(必ず異常)
❘-上位ジョブネットの遅延監視用ジョブネット(22:25Start、22:27開始遅延設定 先行に5分の実行間隔製制御があり、22:25までにここに到達できないため22:25に開始することはできない、よって必ず開始遅延となり警告が出力される)
❘-空ジョブユニット(必ず正常)

結果として22:27に開始遅延がログに記録されたあと、22:28に異常終了となる。

JP1/AJS

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