ビバ！歌舞伎！！

私はB型なので熱しやすく、飽きっぽいが いくつか飽きる事無くっ好きなものがある。 まず一つ。歌舞伎である。 私のおじは歌舞伎の衣装の職人だ。昔は松竹に所属していたようだが、今は自宅で独立して昔の仲間と仕事を続けている。ばりばりの江戸っ子なのだ。 小さい頃は東京のおばあちゃんの家にお正月行くと必ず着物を着せられた。それもやけにいい生地の。 舞台のあまり生地で作ってくれていたらしい。 私が母親だったら「アア～ッこのコしょうゆいつこぼすのかね」と気が気じゃないと思う。勿体無い。 そういう物は大人になってから調子ずいて着たい。 話はかなりそれたけれど、中学生の頃、その叔父に歌舞伎のチケットを貰い、そこで見た勧進帳にやられてしまった・・・がっつりと。 と同時に中村吉右衛門にやられてしまった。 そこから私のオタク魂が燃え滾る。 彼の著書物、写真集は押さえ、テレビチェック。 切り抜きを入手しては当時流行った透明な下敷きの間に挟んでにやついた。もう目がハートだ。 BUCK-TICK（御当地バンド）など挟まない。 もう吉様なのだ。ヨン様どころではない。恋である 何がいいってそれは「和男」なところである。 最近自分を分析したらどうやら私は「侍・和顔」 「着流し・髷・忍者」に胸キュンらしい。 「刀」があるとなお結構 しかし「残念！！」の波田陽区はどうでもよいけど、着流しは素敵だと思う。大杉蓮は大好きである。 と言う訳で（どう言う訳だか）今でも暇があるとタイムテーブルを調べて吉様の舞台を観に行っている。人形焼きを食べながら。 余談だが家の叔父叔母夫婦は、私が嫁に行く時には阪東玉三郎の「鷺娘」の白無垢を着せようと企んでいるらしい。 嫌だ。そんな派手婚。もうすぐ三十路なのに・・・
吉様の代表作「鬼平犯科帳」！ 大好きだ。劇中に出てくる和菓子がいつも美味しそうなのです。