お勧め本:島唄の奇跡
オータム@蒲田教室です。時間つぶしに(いえ、「貴重な時間を使って」でした。)三線の練習や読書に励んでます。
そんな日々で感動した本を紹介します。「島唄の奇跡」(吉江真理子、講談社、1700円)です。新良幸人ライブの話から始まり、大島保克、白百合クラブと続きます。これだけだとよくある「島唄もの」ですが違いました。白百合クラブ結成時の中心人物(故人)とその恋人が辿った悲恋物語が、本人作の悲恋唄を経(たて)糸、ハンセン病を巡る社会環境と周囲の人々を緯(よこ)糸に、謎を解き明かすように綴られています。読後、著者の言う「音楽力」を、石垣白保の浜の風景の中で感じ取ったような気がしました。それとハンセン病の歴史と患者さんたちの心情の一端を、リアルに学ぶことが出来ました。
一気に読めます。是非!(もう読んでるって?…)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません