カヌー転覆事件のこと

※IT系の記事は当方環境での実施内容となるため実施する場合は自己責任でお願いいたします。

すあまがカヌーで転覆したことを結構みなさんから聞かれましたので、簡単に顛末を書いておきます。

マングローブカヌーは、奄美の中心都市である名瀬市から南へ1時間ほどいったところにある、マングローブパークの川で体験することができます。

カヌーは一人1500円で、二人乗りと一人乗りのものが選べます。今回は一人乗りにしました。hiroshi兄ぃと私のほかに4名ほどの知り合い同士らしい別のグループがいて、その人たちと一緒にガイドが一人ついて行くことになりました。まずライフジャケットとレインコートを普段着の上に着ます。簡単なカヌー操縦の説明を受け、湾内を数回、旋回して、いざ出発!・・・して5分後、私のカヌーが岸にぶつかりました。これだけでは、カヌーは転覆しません。しかし、パドル?が岸に生えているマングローブに引っかかってしまいました。それを引き抜こうとパドルに力を入れた瞬間、カヌーはバランスを崩し、あっさり回転したのでした。

頭まで一気に水没しましたが、カヌーに突っ込んでいた足はすぐに抜け、川は足がつく程度に浅いので溺れることはありません。しかし、すぐにポケットの携帯のことが頭をよぎりました。そしてそれがまず間違いなくだめになったことを。

水面に浮かんでひやぁと情けない声を出しながら浮かびあがるすあま。ガイドのひとが救助にやってきます。岸を這い上がろうとしますが、足に力を入れると、泥がくずれ、なかなか上がれません。何とか上がるとガイドさんのカヌーに移り、ガイドさんは私のカヌーを拾い上げ、シートにたまった水抜きを始めました。

いくら奄美といえ、ずぶぬれのままだったので、どんどん体が冷えていきます。風邪引かないかなぁと心配になります。カヌーは始まったばかり。これからの工程をあと50分ほどそのまま続くなくてはならないのです。でも、カヌー自体はまずまず順調だったのですが、往復の帰り道を漕いでいた時、浅瀬でうまくパドルが漕げないところで、どんなに漕いでも進まなくなりました。hiroshi兄ぃは一番で通過していったそうですが、僕と、もう一人は懸命に漕ぎ続けましたが乗り越えることができず、気を抜くと後ろに流されていく始末。産卵期の川登り中の魚なら子孫を残すことなく終わるでしょうね。ここで再びガイドさん登場!私ともう一人のカヌーを私たちを乗せたまま手で引っ張り始めました。まぁなんて力持ちさん。らくちーんとはしゃぐ二人。この仕事は結構重労働だなと思いました。

船着場に帰ると、次の人が待っていました。中にはご婦人がおられましたが、私を見て目を丸くしていました。そういうのを見ると、喜ぶのがすあま。見えるように少しうろうろします。携帯を取り出すと、液晶の文字は消え、ランプがぼんやりと明滅していましたが、すぐに完全に消えてしまいました。逝ってしまったようでした。

今回、困ったことに外用のズボンの替えがありませんでした。そこでマングローブパークの駐車場トイレでジャージに着替えました。このまま旅館に行き、名瀬市をうろつきました。最初は恥ずかしかった私もhiroshi兄ぃが「お前、ぜんぜん違和感ないぞ、似合ってるぞ」というので、すぐにその気になり(ヤンクミ?)、そのまま夜のライブハウスへも入ってしまいました。

まぁこんなところが転覆のお話になります。

 

 


PDF

一般

Posted by suama